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2010.2.3 STB139 (byDEKO)


STBステージ正面のスクリーンにメンバー達のレコーディング風景やおしゃべりの和やかな様子が映し出される中、SIPがずっと歌ってきた「Pray the Lord」が流れる・・・パワーとチャームを兼ね備え た、この類まれなコーラスグループが、結成(だいたい(笑))15年目に、まさに、満を持して!送り出したアルバム「Ringo」発売の記念すべきライブが始まった。

あらゆるジャンルの楽曲が、ありとあらゆるアレンジで、ありとあらゆる技術で、あらん限りの情熱で空中に放たれた。その「声」は、浮かんでは消えてしまうシャボン玉と同じなんだけど、はかなさやもろさとは無縁の、骨太の造形作品となって次々に私達に届けられる。アンコールを含め全17曲、濃密な2時間は、一瞬の出来事だった。

一つの楽曲を何年も歌っていくのがSIPスタイルだ。それらが、時と共に進化を遂げる。歌い始めた頃は、直球勝負だった曲に、次第にアレンジ、ハーモニー、緩急のタイミングに至るまで、微に入り、細に入り、手が加えられ、ある日「完熟」した圧倒的な世界観で私達に迫ってくる。例えば、「やつらの足音のバラード」。強くシンプルなハーモニーで成り立っていた『地球の起源』を歌ったこの曲、10年を越えた今、9人の声と楽器が創り出しているのは、暗黒の宇宙に漂う無数の星か。「2001年宇宙の旅〜ツァラトストラはかく語りき」映像と音楽も、同時に浮かび、空という空を満たしていく。

「Fuga in G」を8年前初めて聞いたときも「日本一、いや、世界一」と叫びたい出来栄えだったが、今回のそれは、波のようにひいては寄せる主題の旋律に、大量の単音が、キラキラと思いもかけないタイミングで湧いてきて・・・・客席は゛ブラボー゛の嵐。

オリジナルはもちろんご機嫌だ!何回か前のライブから、゛SIPらしい゛イメージが固まりつつあったように感じていた。どれも、ポップなサウンドと共に「希望を持って歩いて行こう」というメッセージがまっすぐ伝わってきてすがすがしい。それもやはり、コーラスの最大の難しさである「ユニゾンをぴったり揃える」技術や、まっすぐに音楽を愛し、格闘してきた彼らの生き方に支えられているのだ。「満を持してのCD製作」は、耕して、種植えて、水やって、お日様に当たって、をちゃんとやったから、根を張って育ったってことなんだなあ・・・

節分の今日、にこやかに発表された(笑)唱歌「豆まき」いたっては、もはや説明のしようがない。

『イッタイゼンタイアナタタチハナニモノ・・・』

珠玉のミュージシャンとのアンサンブルに新たな可能性も感じさせ、全力投球の『試合』が終わった。今日ほど彼らを「プロ集団」と思ったことはなかったし、この音楽という世界に「職人」が存在していて欲しいと思ったことはない。こういう玄人達の手で作りこんだ上質の音楽を永遠に失いたくない。

7歳からSIPを見てきた20歳の娘が言う。「1曲目は『wish』だと思ったんだ」同感だった。9,11の現実に立ちすくみ作られた「Wish」。その詞のとおり、

9人の「匠」の音楽家達はいつも本気で祈っている。「『誰かが隣にいる愛おしい幸せ』がみんなにあるように」と。

posted : 2010年02月25日(木曜日) | live report

コメント

usb hub galaxy note 2010.2.3 STB139 (byDEKO)へのコメント投稿 : Singing In the Park mobile ver.
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投稿者: multiusbport | 2014年12月17日 20:29

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